未来(あした)が来るなら、ずっとそばで笑ってて。
悠聖の気持ちなんて全く考えてなかった。
あたしが嘘をついたこと。
あたしが死んだこと。
なんであんな態度を取ったのか。
全部後から知ったら、悠聖はどんなに自分を責めるだろう?
そうなったら、その方がよっぽど悠聖の重荷になるに違いない。
そんなの、絶対に嫌だ。
どうしよう。
あたしは悠聖に対して取り返しのつかないひどいことをしてしまった。
「あたし……悠聖にひどいことをしちゃった……どうしよう?茉優」
でも今更、悠聖があたしを許してくれるとは思えない。
あたしが泣きながら茉優に助けを求めると、茉優は優しく励ましてくれた。
『まだ、大丈夫だよ。なんで咲雪があんな態度をとったのかきちんと話せば、悠聖先輩、ちょっと怒るかもしれないけどきっとわかってくれるよ。
先輩はきっと咲雪の支えになってくれるよ』
茉優に言われると、不思議とそんな気がしてくる。