常世(とこよ)の花嫁様
…来るな?どういうこと?私に言ってる?
この神社に毎日通っている私から見ても
不自然なくらい、ここに人が居たのを見た事がない

もし、誰かが、私をここで見かけていて


。。。って、ストーカーか何か!?怖い。。。
もしかして…つけられてれるのかな???

塔子「っふんっ!ふんっ!」
くるりと周りを確認してみる

ーーーよし。いつも通り。人っ子一人いないーーー
いや、それある意味、危ないのか…?


ストーカーが来るなって伝えてくるのも何の意図で?って感じだし…???

ゴソゴソ、ヒソヒソ…


妖『人の子じゃ…』
妖《人の子にわしらは見えるわけなかろう...?
時間の無駄じゃ…こちとら猫の手でも借りたい位じゃのに…》

物思いにふけっていたら、、、
小さなモコっとした白くて丸い妖達が
私を見ているのに気がついた、、、いつもこの辺で見かける子達だ…
妖『じー。。。』
妖《…いつまで見てる!?マリオ、次の仕事にうつるぞ!!》

妖達は私にあまりかかわってこない…

基本それは無害な妖、限定だけど。。。


塔子「…ふふっ」

あ、いけない。
彼等が私のリュックについているボンボンみたいだなって連想したら、つい、笑ってしまった…


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