常世(とこよ)の花嫁様
マリオ『見たか!モリゾー?あの人の子、わっちらを見て笑っておるよ』
モリゾー《な!?なんじゃとーーー!?
人の子の分際で生意気な、忌々しい事、極まりない》


ーーーやば

ふいっと目をそらし
私は17年でつちかってきた、気づかない、見ていないのスキルを発動した

きゅぃーーーーーん!!!(※実際、効果音は出ていません)

モリゾー《ーーー。。。》

モリゾー《ほぉーら見えておらん!バカめ、紛らわしーんじゃ!!バーカ、バーカ》


あ、でも、もしかしたら、、、この子達、何か知ってるかも…


塔子「…あ、あのぉ~、ちょっと、すいませ~ん?」

思い切って、私は声をかけてみたーーー

マリオ『わ!?な!?なんじゃ!?』
モリゾー《………!!!???》

さっきまでバカ扱いしていた
モリゾーは目を白黒している


モリゾー《…や、やはりか!お前が見えている事くらい、とっくに気付いておったわいっ!!》
な、何その、ドヤ顔
やっぱり読み通りです、みたいな…



モリゾー《で、なんじゃい?忙しいが聞いてやらんでもない…》


白いモサモサほっぺを更にモフモフ動かして喋る


塔子「あ、この手紙…なんだけど…」

ずり落ちそうなリュックを持ち直して彼らの目線に合わせて屈んで見せた

ーーー

マリオ『はてはて、何です?この紙切れ?』
モリゾー《……おぉ!!そうじゃ、人は札を書いて我らを拐かすと聞く!…よもや!!…お前!?》
マリオ『(lll゚Д゚)ヒイィィィ!!!おたすけーーー!』

マリオに酷く怯えられた

塔子「いやいや、私にそんな大層な力ないよ!!」

一体、それは、どこ情報なのだろう…?

モリゾー《では、何と書いておるのか、言ってみぃ!》


なる程、妖には人の字は読めないのか…


塔子「もうここには来るなって、、、誰がこれ置いていったのか何か見てない?」


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