常世(とこよ)の花嫁様

繋がる想い

見惚れていたら、夜鬼は椅子を私の前に用意する
夜鬼『ここに座れ』
塔子「え?だって...ダンス?」
夜鬼『いいから座れ!今、すぐ!』

ーーー。。。
塔子「?ーーー痛いっ」

夜鬼は私の足をそっと持ち上げる

夜鬼『今から俺は、お前の足を舐める!』
塔子「...何?そのいきなり、変態宣言?」

夜鬼『うっせ、黙ってされるよーにされてろ』
夜鬼は、傷の酷い場所をペロリとひと舐めした、温かい体温が、、、離れれば冷たくなるーーー
塔子「!?な!ーーー?」
ある意味初体験(>_<)、足なんて舐められる事ないし!!
ーーー見ていれば、みるみる傷が、治っていくーーー

塔子「これ、、、どういう事?夜鬼が舐めたら治っちゃった!?」
夜鬼『鬼の治癒能力、なめんなよ』
塔子「いや、貴方今ガッツリ舐めてますけどね」
その要領で、他の傷口もあっという間に治してくれた
塔子「ーーー足、汚いよ...」

夜鬼『腹壊した事ないけど...壊したらおもしれーな』
塔子「凄いお腹だね...。。。
でも、こんなん出来るんだったら、何でもっと早く言ってくれなかったの?私、痛みに堪えて2週間だよ!2週間!」

夜鬼『...お前が、俺に頼らないから』

まるで不貞腐れているのかの様に、プイっとそっぽを向く夜鬼ーーー

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