常世(とこよ)の花嫁様
豪快に、2人共その場になし崩しに倒れ込んだーーー

私は咄嗟に傍に落ちていたストールを拾い、胸元にあてがいながら、

同時に倒れこんだ彼女の元まで駆け寄るーーー

塔子『これ、、、ごめんなさいm(_ _)m壊してしまってーーー』

アンリ「…ウチこそ、アンタに、酷い目にあわせてもたのに...」

塔子「いいえo(^-^)o私はなんて事ないですから…でも、ネックレスーーーなおれせればいいんだけど、、、」

アンリ『あんた、、、良い子やな』

壊れてしまったものは、きっと大切な物だったのだろうーーー

アンリさんに掛ける言葉も無くて、、、オロオロしていると

夜鬼『塔子…おいで』
私を夜鬼は優しく抱き寄せるーーー

アンリ『へぇ、おもろいやん…ウチ、決めたわ!夜鬼!この子頂戴!』

夜鬼は私のストールをキチンともう一度巻き直しながら手を止めた

夜鬼『は?』
塔子『へ?』

アンリ『塔子ちゃんの壊したこれな…多分、塔子ちゃんにしか直せやんと思うわ』
塔子『ーーーだったら私!』
夜鬼『おめー何、どさくさに紛れてコイツ持ってこうとしてんだよ!!

塔子!こんな訳わかんねー事、聞く必要無いから』

塔子「だって私が…壊しちゃったんだし(・・;)」

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