常世(とこよ)の花嫁様
リン『私もお供させて下さい!!』

夜鬼『…それは無理だ、九尾は、この結界を壊した塔子を受け入れる、、、この結界を完全に壊す為に。。。恐らく他の者の介入はそう易々とは受け入れないだろう』

ガッカリするリンさん
塔子「大丈夫!こっちでリンさんは準備してて!!」

リンさんはーーー最後の時ーーー私が初恋だって言ってくれてたーーー

あの告白は、なかったことになってるんだね...

アンリ『フゥ…フゥ…、うぅっつ…』

さっきから、アンリさんの苦しみ方がどんどんエスカレートしている気がする

塔子「待っててねアンリさん!必ず、私が、助けるから!!」

夜鬼『いいな…塔子、駄目だった時はすぐに戻れ!入口は開けたままにしておくからっ!!俺を信じて、進め!!!』

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夜鬼『闇、澱みの根源なる物よーーー汝の奥底に問いかけるーーー』

静かに唱えられ、印を切る夜鬼は、凄く美しい


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私はブレスレットを外してアンリさんの珠にそっと手を触れた


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入口が開いてゆく

心を決めて、1歩また1歩と歩みを進めた

中は、どんなおぞましい事になっているのか、不安だったけど、、、意外にも、緑の生い茂る世界が広がっている

ジャングルというよりは、見覚えがある、このじめっとした感じは、そして、この登り坂は、、、日本のーーー

塔子「高峯山だよね、ここ?」

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