常世(とこよ)の花嫁様
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千『晴明ーーー?どうして晴明は、術を操る時、紙に字を書くのじゃ?』

小さな子狐の頭を優しく撫でる白い手

晴明『どんな物にも命が宿っていると私は思うんだーーー』

千『命?』

晴明『紙は神ーーー同じ読みだろ?紙には神が宿っていて、、、命を生み出す力があるーーー
文字にはまた、古来より其の物を見て絵として具現化した、命の強い力が宿っている』
紙と筆を出してスラスラと蝶々と文字を綴る晴明ーーー

晴明『紙に名や思いを綴る事で、、、その紙は、ただの紙ではなくなるしーーーそして、文字と結び付けることで、新たな神の力を宿した生命になるのだよ』

彼は更に舞え、と綴った

すると、その文字の入った紙は見事な蝶になり、

フワフワと舞ってからーーー

千の鼻頭に止まった


千『!?晴明はーーー凄いのじゃ!!我は、そんな晴明の式神になりたいのじゃ!!』

晴明『え?うーん。考えておくよ...ふふふ』
優しい2人の時間、、、
そこで記憶は消えてゆくーーー


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塔子「マリオ!!モリゾー!!!急いで、紙とペンを出して!!お願い!!!」

マリオ達『?ーーー!!!』

彼等が過去の切り抜かれた存在なのだとしても、私の言葉に、反応してしたがってくれる

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