常世(とこよ)の花嫁様
掴み所のないフワッとした彼を、いつの間にか元の姿に戻った夜鬼はじっと見据えて、口を開く

夜鬼『お前、後でアンリに殺されるぞ...』

リン『そうですよ、兄様!心配したのですから!!』

『ええええぇぇぇぇ!!!( ꒪⌓꒪)』
梅とサクは驚きのあまり石化しているーーー

そうだよね、私も驚いたから、、、凄く分かるよその気持ち。。。

シュリ『いやぁー、術がね、、、失敗しちゃってたんだよ。。。出れなくって、もう一生あっちで暮らすつもりだったんだけど、、、まぁ、今は、アンリも寝てるし、今のうちに退散しよーかなぁ、何て...´・ᴗ・`』

その時、ムクリと起き上がったアンリさんは超アッパーパンチをシュリ目掛けうち放った

シュリ『ぐふっ、痛い、痛いよー!アンリちゃーん(´TωT`)久しぶりのお兄さまに、何て事を!?』
アンリ『誰がお兄さまや!?あ!?もう、いっぺんどついたろか!?』

相当ご立腹の彼女は、シュリの首根っこを持ち引きずって私の前まで歩いてくる

アンリ『塔子ちゃん、ありがとう。今回はホンマに色々すまんかった!せやけど、、、うち、、、塔子...と、仲良くしたい。。。また、おーてくれるやろか?』
少し照れながらも、私を呼び捨てで呼んでくれる

アンリさんは俯きながらやっとの思いで話してくれているといった感じだーーー
塔子「もちろん!また遊ぼう!」

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