常世(とこよ)の花嫁様
今なら話せるそう思った

咲江『泥棒が何を偉そうにほざいているのかしら?さぁ、ふたつめ行きましょうねー』

2度目の激痛が右掌に走るーーー意識が飛びそうだ

すると紫の飴玉が出て私の体は一気に脱力感を感じる

咲江『蜜の力ーーーやっぱり所詮、人間如きに、おこがましいのよ、、、ブッサイクで何の魅力も感じないわぁ!!力の無駄づかいね?クスクス…』

塔子「煩いわね!ブッサイクはあんた達でしょ?こんなみっともない強奪みたいな事して…」

言い返すのもやっとであるが、私は強く睨みつけて発言したーーー
こんな奴らに負けたくない!!

咲江『煩さくて、みっともないのはそっちだ小娘が!!!さっさと出すもん出して死ねや!!ごらー!!!次纏めて打て!!!!』

『おやー?やっぱりおかしいと思ったんだよ…塔子ちゃんが踏み込んだらさぁ、、、切れ目が一欠片入ったんだよね…ね?夜鬼?僕の言った通りだろ?』

そこに飄々と現れたのは、清十郎さんと

『クソ虫どもの腐りきったクソ臭がしやがる…執着、妬み、貪欲さ…』

夜鬼だったーーー

夜鬼『!!塔子!!』

私を見るなり全力でかけてきてくれる夜鬼は、さっきまで何も感じていないみたいな、冷たい表情だったのに、
両腕に突き立てられた物を見て、今にも壊れてしまいそうに泣きそうな表情になる

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