常世(とこよ)の花嫁様
~~翌日~~

結局どれだけ探してもブレスレットは見つからなくて…やっぱり、神社かな?あそこについた頃はついててし…

あぁ…目の下のクマが酷い。。。
、、、あんまり眠れなかった…

『…お嬢さん…お嬢さん?見えるわよね?』

あぁ、、、まただ、、、気づいてない!見えてないのよ…私は!

《ねえちゃん?おーい?無視すんなよ?》

今日、一日、ずっとこんな感じで、私は妖&幽霊達に声をかけられ続けているーーー

『おーい?あれ?…聞こえてるわよね?』

特に妖が多いのだが!!!

無視よ!無視!


…なんなのよー?もう…

そういや、子供の頃は、ずっとこんなだったような...?

戸惑いながらも…


学校帰り、私は母との約束通り、弟の病院へと向かったーーー


塔子「翔馬くん!着替え、もってきたよ!!」


翔馬『あ、お姉ちゃんだっ!!』

目の前の少年は、驚いたように、栗色の大きな瞳をキラキラ輝かせ微笑む

ーーーま、眩しいっ!!!
庶民的な顔立ちの私と違い

とても綺麗なお顔の美少年だーーー

翔馬『…母さんは?』

塔子「自治会の集まりだって、、、ごめんね。。。私で。。。」

私なんかより、そりゃお母さんがいいに決まってるもんね…

《翔馬くん、お母さんよりも、お姉さんが来て欲しいって、ずっと楽しみにしてたんですよ!!
あ、お母さんには…これで》
ーーードスっ!!!ーーー

人差し指を立てウインクする女性は、まんまる豊満なボディーで今しがた開けた扉を、お尻の力で叩き閉めた

豪快だな…


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