常世(とこよ)の花嫁様
王と王妃は早くにこの世を去った娘を哀れに思い

着せてあげる事が叶わなかった

純白のドレスを彼女に着せると

地中深く長い眠りにつかせました

彼女の身体は今も常世のどこかで、1人、美しく眠り続けます

《常世の花嫁様》


* `★・*☆` ・☪☽°☆・°:** `★・*☆` ・

何だかとても、悲しいお話

夜鬼『お前、字わかんねーのに、それ、何回も見てるのな?』

シュリさんは、私にこの本をくれて、狐の国でサヨナラした

塔子「絵本って、素晴らしいね!私でも絵だけで結構わかるよ!!
咲江のさ、あの時のイメージと被るんだ...
そして、なんだか、とても他人事とは思えなくて...‪( ;ᯅ; )‬」
夜鬼『お前、本当、涙脆くなったな...まぁ、なんつーか、いいな。そういうの』
私の涙と鼻水、夜鬼の着物にべっとりつけちゃったのに、優しいな...
塔子「...だけど、あわれ!あわれだよ!このお姫様(/Д`;!!」
夜鬼『何度も言ってるけど、それは作り話!フィクションなの?俺の言ってる意味わかる??お前って、ほんとアホだよな』
優しいと思ったのに、一瞬でアホ扱いですよ。はい。
塔子「夜鬼には、わかんないよ!お姫様はね!ハッピーエンドにならなきゃいけないの!それがお姫様の務めなの!!」
夜鬼『何だその頭悪そうな理論』
ヽ(`Д´#)ノ
塔子「色々あってハッピーエンドになって、それからも苦労は続くけど、大切な人がいるから!だから!幸せなんだよぉぉぉ!」
夜鬼『なんか、、、むさ苦しい』


あぁーダメだよ、、、これだから夢の分からない男は…

塔子「でもさ、闇の王は、月詠姫の何を奪ったのかな?大切な物ーーーか…」

梅『何でしょうね?王は何でも持っていた大富豪と聞いてます。。。それよりも驚きは、月詠姫も闇の王も、どちらも、本当に実在していた…!という事です』
塔子「…実際いたんじゃ…あながちフィクションって言いきれないよね!」
夜鬼『...』
梅『そして、おとぎ話での、王は神々の力で高天原に』
リン『今もなお封印されていますーーー』

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