常世(とこよ)の花嫁様
塔子「封印されてるなら…きっと、大丈夫だよ!」

リン『そうだといいのですが…』

難しそうな顔をするリンさんーーー

アンリ『まぁ、こっちの事は任せとき!!ウチがしっかり夜鬼の代わりの主!務めたるさかい(。ò ∀ ó。)』

氷雨家に、早速アンリさんがやって来てくれたので…私達は出発の準備に取り掛かったーーー

私特製のお弁当、常世通販を利用しての道具と材料収集、、、
サク『塔子様…無理は禁物ですよ…重い物は僕に任せて下さい!!』
塔子「ありがとう…サク」
サクは優しいな...小さいけど、すっごく力持ちだ。


豪華な輦車(てぐるま)にどんどん積んでいく...外から見るより中は広くて乗り心地良さそうだーーー

特に私個人の持ち物は少ないけど、常世通販は名前だけに常世限定で、高天原には現世との、一切の流通は禁止されているらしく、ここで持って行ける限り取り寄せたのだ…

塔子「...4ヶ月間は、あっちなんだよね?」
夜鬼『食い物類は1ヶ月分だけにしておけよ。
1ヶ月は挨拶回りみたいなもんで、まだ自由がきくから


本当なら、この面倒事は、俺とリンで済ませる筈だったーーー

奴等にお前を合わせると厄介そーだからな』

ダルそうに長い髪をかきあげながら呟く夜鬼
塔子「うう…、ごめんね
私また足を引っ張っちゃったのか…」

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