常世(とこよ)の花嫁様

高天原へ

アンリ『おっと、夜鬼!
ーーー今晩は塔子!ウチが貰うでぇ。。。
文句は無しや!
ほな、塔子!女子だけの...お泊まり会しよーか』

夜鬼「...行っといで、塔子」
背中を軽く押してくれたーーー
一瞬、リンさんかと思ったよ、似てるし...カッコイイ人だから...

スマートなアンリさんは、私の手を引いてお風呂に向かう
梅ちゃんも交えての
楽しい時間、友達っていいな

幸せって、こういう事なんだね...

色々な会話を楽しんで、その日はゆっくり眠りについたーーー

。*⑅୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧⑅*。


行ってきますと笑顔でアンリさんに告げて翌朝私達は高天原へと出発した
コンコンっと、リンさんがこづくと
空へと輦車は舞い上がるーーー引き手はいない

不思議な車、魔法みたい・・・

高天原は常世のずっと上にあるらしい

飛行機とは違う空の旅…夜鬼と神使のリンさんとサク

私の付き人に梅ちゃん、この4人で初めての旅だーーー

『ーーーコンコン』

順調に進んでいたら窓から戸を叩く音がした

リン『…あぁ、そうですか、では、また、、、あちらで』

リンさんが誰かと話している

一瞬チラッと姿が見えてら、、、笠で顔はハッキリ見えないが、小柄な女性が会釈をして去って行く

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