常世(とこよ)の花嫁様
竹『そ、そうですか...はぁ。。。私、、、消えてしまいたいです...』

聞き流していたがーーーこの三人ーーー妙に自虐っぽいのが玉に傷だーーー


塔子「...。。。あの、ちょっとでいいので、席を外してもらいたいんですが、、、?」


侍女『ーーー非常に残念ですが、致し方ありませんね。。。あぁ死んでしまいたい』


それは、いっちゃダメ!!!
絶対ダメ!!!


松『私達は、戸の向こう側に居ますので何か御用がございましたら、いつでもお声をお掛け下さい。ぁぁせっかく!!お風呂と言う大役が我が姉妹にっ!!なのに、、、何のお役にも立てなかった、、、』
梅『仕方ありませんね、次!次が役立たずなら...その時は...!』


…どんだけガッカリしてるんだ!?…

塔子「何か、色々と、ごめんなさい!!でも、何かあったら、すぐに呼びますからーーー!!!」


でも、、、少し一人になりたかったんだーーー


『ーーーーパタリ』


…ぶくぶく。。。ふーっ。。。疲れた。。。

柚子がぷくぷく浮いているーーーいい、香り。。。

私、、、どうしてこんな所にいるんだろう?

今、そもそも何時なの?
常世は、現世と時間、ずれてるのかなーーー?


夜中に連れてこられた筈なのに…今、夕日が海に沈んでいくところでーーー?
私が結構寝ちゃってたのかな?
この世界に運ばれてくる間、ずっと意識を失っていたから、、、?

あぁ、、、ダメだ。。。考えても分からない。。。


手に握り締めてたブレスレットを見つめる

ーーー早く帰らないとーーー


お父さんやお母さん、、、心配してるだろーなぁ
翔馬くんの事も気になるしーーー!?あぁ、もう!?

ーーー

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