常世(とこよ)の花嫁様
夜鬼『俺は、あの山の守護神だからな…』
えぇー!?今なんか真顔で凄い事言ったよこの人ーーー
塔子「守護神って…確か鬼神様だったよね!?」

夜鬼『まぁな』

神様って...?こんな意地悪で失礼な奴が...?

夜鬼『お前、今、頭ん中で、俺の事、侮辱しただろ?』

塔子「えっ!?読めるの心!?読心術!?神すごっ!!」
夜鬼『何となくそんな顔してた。お前、わかりやすいし。』
よかった...
本当に心読めそうだから怖いわー

塔子「じゃあ...どうして、あんな書き置きしたの?

もしかして、ーーーあの大蛙の事、何か、知ってたとか?』

夜鬼『俺クラスの神ってもんは、人の縁とか、誰と誰が関係持ってて、どーで、あーで?みたいなもんが、何となく雰囲気でわかるんだよ。』

塔子「どーで、あーで、まで分かるのかぁ...すごっ」


夜鬼『今回の場合、それよりも、お前自身に問題があるんだが...それに比べたら、あの蛙何て、おまけみたいなもんだ』


ーーー?あれがおまけ?

塔子「待って、待って!全く意味わかんない...」

夜鬼『それ!それだよ!お前本当に自覚ねーのな!言ってる意味、わかる?』

塔子「自覚?私なんか悪い事した?」

夜鬼『あ、やっぱめんどくせぇ』

シラっとした顔で、夜鬼はパァンっと、手を1回叩く

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