常世(とこよ)の花嫁様

婚約の儀

塔子「ーーーどうして?」

リン『夜鬼様のお力は、生まれつき強力過ぎて、ご自身では上手く、制御する事が出来ません。。。
それ故、今は、とある手段で、力をギリギリ押し込めている状態。。。この不安定な状態で力を解放してしまえば、国が1つ消えるやもしれません。。。』

塔子「それ、冗談にも、笑えないわね。。。」

リン『この事は、私達、神使(しんし)とごく1部の者しか知り得ない事でありまして...
内密な事ですので、今は詳しくお話する事は出来ませんが、、、それ故に、塔子様の内なるお力が必要なのでございます』


塔子「もしかして、私の力って、あの蛙さんから出てきた飴玉となんか、関係あるーーー?」

あの飴玉、あの時は、色々な事が一気に起きていてよく、分からなかったけど...?

リン『貴女様は蜜なる特異体質を持ちながら、

自らの力を霊力の粒に変えて、他人に讓渡する事ができるーーー

ですから、あの小さな蛙は、貴女様
の霊力を食らって、あんなにも巨大化したのです、、、

そして、その力はおそらくそれに見合った強力な霊力を内に秘めた者にしか扱えません。。。そうでなければ、あのピンチの時でも、大蛙は何かしらの力を、我等に使いませんでしたからーーー』

...なるほど


塔子「ーーー。。。てか、私って一体何なの?」

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