常世(とこよ)の花嫁様
ーーー今、なんかナレーション的なの流れたけど、気にしないでおこう

サク『リン様ぁぁぁぁ!!!結界様、呼んで来ましたよ~!!!』
塔子「うっ!うわっ!?」

サクと共に真っ赤なダルマが突如、コテンっと現れたーーー

結界『結界は張っておいたぞい、リン坊よ、して、この事態は一体どうした?』

相変わらず、妖の突然現れるスタイルに、私は全然慣れない

リン「わざわざ、お呼び立てしてすいません!結界様っ!!夜鬼様が、この様に、眠りから覚めず、、、困っておりまして。。。何か分かりませんか?」

結界『ーーーなっ!?!?なんじゃ!!!!!このべっぴんさんはっ!!!!』

夜鬼には目もくれず、結界は私の前までコロコロ転がってくるーーーしかも、転がってるのに、移動速度が異様に早いのが怖いっ!


塔子「は、初めまして、塔子です!よ、よろしく」

リン『この御方は、つい先日、夜鬼様の婚約者となられた御方!!これ以上は近付かないで頂きたい』

私の前にグイグイくる結界を、リンが割りこんで入って紹介してくれた

結界『ほーこの娘っ子がのぉ、主殿も隅に置けんな!!!...なるほど、なるほど...』

塔子「おじいちゃん!何!?どうしたの!?」

一同『お、おじ、おじいちゃん!?』

リンとサクは私の発言に目を白黒させている

ーーーだって、声も喋り方も、おじいちゃんなんだもんーーー少し私は恥ずかしくなって赤面した


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