常世(とこよ)の花嫁様
《その眠りに入れば目覚めさせるのは本当に、容易ではないので、
いつも、この時期のこの薬草は、大切に採取し、特別な方法で、ここ鞍馬山でのみ保管されるのです…》
塔子「へぇ…そうなんだ...」
《ですから、ここの存在を消し、薬草を消す事で、僧正坊の気持ちを落ち込ませ、自分達に有利に運べるとでも思ったのでしょうーーー眠っている間なら茶々も入りませんし、、、祭事が終わる頃には当主も決まっているでしょうからーーー》
塔子「なる程ねぇ、、、最低よね。。。やる事がみみっちぃのよ!」
《ですわね、、、私は、ここを消せと命じられただけなので…上手くすくえるだけですが…お腹の中に念の為、閉じ込めておきましたのーーー》
塔子「それって?あるの?この中に?」
《えぇ、、、ですが、、、取り出しが、私、恥ずかしながら出来ませんの。。。まぁ、何とか、吐き出せればいいのですが、、、》
…そうよね…、、、お腹の中なら、、、あっという間に消化されちゃうわよねーーー
《遅ればせながら、、、私の名前は火竜エンドラと申します、可愛らしい、貴女のお名前は?》
塔子「か、可愛らしいって、、、。。。塔子よ、宜しく!エンドラ!」
エンドラ《貴女は、もう、ご存知かもしれませんが…私は操られてるのではありません…》
塔子「…貴女がではなくて、、、お腹の、、、赤ちゃん…なのよね?操られてるのは?」
私は、握りこぶしをギュッと強く握って、下唇を噛んで俯くーーー
彼女から伝わってきた感情…どうしてこんな事が分かるんだろう?
、、、自分でも不思議だけどーーー
いつも、この時期のこの薬草は、大切に採取し、特別な方法で、ここ鞍馬山でのみ保管されるのです…》
塔子「へぇ…そうなんだ...」
《ですから、ここの存在を消し、薬草を消す事で、僧正坊の気持ちを落ち込ませ、自分達に有利に運べるとでも思ったのでしょうーーー眠っている間なら茶々も入りませんし、、、祭事が終わる頃には当主も決まっているでしょうからーーー》
塔子「なる程ねぇ、、、最低よね。。。やる事がみみっちぃのよ!」
《ですわね、、、私は、ここを消せと命じられただけなので…上手くすくえるだけですが…お腹の中に念の為、閉じ込めておきましたのーーー》
塔子「それって?あるの?この中に?」
《えぇ、、、ですが、、、取り出しが、私、恥ずかしながら出来ませんの。。。まぁ、何とか、吐き出せればいいのですが、、、》
…そうよね…、、、お腹の中なら、、、あっという間に消化されちゃうわよねーーー
《遅ればせながら、、、私の名前は火竜エンドラと申します、可愛らしい、貴女のお名前は?》
塔子「か、可愛らしいって、、、。。。塔子よ、宜しく!エンドラ!」
エンドラ《貴女は、もう、ご存知かもしれませんが…私は操られてるのではありません…》
塔子「…貴女がではなくて、、、お腹の、、、赤ちゃん…なのよね?操られてるのは?」
私は、握りこぶしをギュッと強く握って、下唇を噛んで俯くーーー
彼女から伝わってきた感情…どうしてこんな事が分かるんだろう?
、、、自分でも不思議だけどーーー