常世(とこよ)の花嫁様
私の予想通りだったならーーー

~数分後~

『うぇっへっへっ!!草なんか、腹の足しにもならないゲソ。あれ?何か、美味そうな匂いゲソねー?まぁ、今日も食えない物だったら、また、嫌がらせしてやるゲソ!!この前の恨み、ウケてみろゲソ...』

私は待っていた...この時を!!!恨みって、やっぱりエンドラの攻撃が効いてたんだーーー

彼女が言ってた法則性とは、エンドラが何かを食べた後、虫はそれを自分の食事にしようと物色しに、やってくる...それが大体、10分に1回位、、、
虫自身が異空間で迷わない様、1箇所に目印をつけているとか、、、


その感覚を捉えて、何度か思いっきり、打ち付けたらしい。。。1度手応えあったって言ってたーーー

塔子「ちょっと!!そこのゲッスイ顔した妖!!あんたよっ!あんたっ!!」

オッサン顔で痩せ型、まるでゲームとかで出てくる緑のゴブリン
ショルダーバックを肩からかけていて
大きなフォークを振り回すーーー

ゴブリン『ウゲッ!!美味そうな匂いは...只の、人間の小娘ゲソか。。。』

ビクっと驚いて、私にフォークを身構える。。。
塔子「赤ちゃんドラゴンから、寄生を!解きなさい!!」

私は集中力を高め、強く命令する!!

ゴブリン『なっ!?何だゲソ(ㅇㅂㅇ)え?何だ??』

その瞬間、、、ゴブリンは、フラーと歩き出す

どうやら、私の言霊に支配されている様だ

そして、小さくうずくまって震えている赤ちゃんドラゴンの元までやってきた、、、

ゴブリン『は!何だ?ピピピ、、、』
塔子「壊れた玩具みたいな声を出しても無駄よ!」


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