常世(とこよ)の花嫁様

暴走する力

~塔子side~


塔子「嫌ぁぁぁーーー!?は、離れなさい!!」

私は全神経を一点に(清十郎)に集中して押しのける

清十郎『…?』


清十郎『おや?あれれれ?離れるつもりなんて1ミクロもなかったのに、あっさり、離れてしまった?あぁ、もしかして、服従の言霊か、、、

やっぱり、僕の愛しの君は…刺激的な事をしてくれる…そういう所も…すき…だぞ。。。』

またもや私にくっつこうとしてきたので、私は夜鬼を盾に、再び隠れた

すると突進してくる、清十郎の頭を夜鬼が簡単に押さえる

夜鬼『俺の玩具になにしてくれてんだ?糞が』

清十郎『へぇ、、、なる程。。。という事は、君が噂の花嫁様、、、塔子ちゃんか?』

トンッとワンステップで軽々と身を引いてニタリと笑う

清十郎『夜鬼はやめて僕の所においでよ、、、見たとこ、何か弱味でも握られてそーだし、、、ね、塔子ちゃん?僕なら君の望む事、、、何でもしてあげるよ』

塔子「嫌っ!?」

清十郎『あれー?即答ーだなぁ』

夜鬼『清十郎、いい加減にしろ...』

夜鬼の周りがチカチカと火花を帯びたように光りだすーーー

清十郎『それに、夜鬼は、、君の事何て、替えのきく玩具ぐらいにしか思ってないみたいだしさぁ…とっとと、僕の花嫁におなりよ。。。たっぷり可愛いがって、あ、げ、る』

そして、次第にそれらは、夜鬼の頬や、手や、脚にシュッシュと傷をつけていくーーー

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