【続】Slow Magic~その後の2人~
「ごめん・・・隆介。怒ったの?」
「・・・・・・・・・・・・」
俺の浴衣の裾を掴む美亜をもう少しいじめてみよう。
「もういいって。俺、もう寝るから。」
「隆介、ごめん。一緒にお風呂、入るから!!許して。」
美亜は、両手を合わせて、何度もごめんと言って、俺の顔を覗きこむ。
う~ん。
かわいいから許してやるか。
「許して欲しいなら、俺に何して欲しいか言えよ!」
また困った顔をする美亜。
「一緒にお風呂に入りたいです。」
ほんのり顔を赤らめて、そう言う美亜。
「はぁ?その後だよ!!俺にどうして欲しいの?」
「え・・・隆介のいじわる。そんなの言えないよ。」
「あっそ。じゃあ、俺もう寝るわ。」
いじめてるわけじゃね~んだ。
これが俺と美亜のコミュニケーション。
愛の確認なんだ。