【続】Slow Magic~その後の2人~
「あ、坂出?お前か?昨日、俺と美亜のエッチ中に電話してきたヤツ。」
隆介は、ポケットに入れていた手を、自分の首の後ろに当てた。
そして、坂出さんをにらむ。
「美亜に何か用?」
ゆかりと私以外の女子は、その光景をきっと面白く眺めていただろう。
「別に結婚してるわけじゃないんだから、俺が美亜ちゃんを好きになるのも自由じゃね~の?それに、美亜ちゃんだって、もっと自由に恋愛したっていいわけだし。」
やめて。
坂出さんは、わかっていない。
隆介が怒ったらどんなに怖いか。
そして、
私がどれだけ隆介を愛しているか…