【続】Slow Magic~その後の2人~
「これは立派な浮気だぞ。わかってんのか?」
バイトで疲れた俺にコーヒーを入れてくれる美亜に言う。
相当反省したのか、美亜は何度も何度も謝る。
「本当にごめんなさい!!」
浮気だなんて思ってない。
美亜はいい女だから、いつかこんな日も来ると思っていた。
俺が嫌だったのは、美亜から話してくれなかったことだ。
俺が怖いから?
俺が怒ると思って黙ってた?
坂出って男の番号を携帯に登録した時、
美亜はどんな気持ちだったんだろう。
俺、まじで他に女なんて登録してね~のに。