【続】Slow Magic~その後の2人~
「美亜、コーヒーで俺の機嫌取ろうと思ってんの?」
夢中で雑誌を読みながらコーヒーを入れる私の背後に隆介が…
え!!
裸だし!!
パンツもはいてないし!!
しかも、なんでそんなに元気なの?
「俺、コーヒーは運動の後に飲みたいんだよねぇ…」
私は、そのままベッドへ運ばれた。
大好きなこの部屋。
コーヒーとタバコの匂いのするベッド。
星空の見える窓。
隆介と出逢い、振り回されて、泣いて、もうだめだと思って…
本当にあきらめかけた恋。
でも、頑張って良かった。
心に傷を抱えた者同士、時間はかかったけど、もう大丈夫。
2人は深い深い愛で結ばれたんだ。
たっくんとゆかりにも
鈴子と健太にも、
先生と直ちゃんにも負けない愛。
頑張るから…
お父さん、見ていてね。
美亜は隆介と絶対幸せになるから…