【続】Slow Magic~その後の2人~
初めてのドキドキ旅行
「ほら、早く起きろ!!」
ゴールデンウィーク初日の朝6時。
隆介に服を脱がされて目覚めた。
胸にキスをされて、私は目を閉じた。
「美亜、何、気持ち良い顔してんだよ!!今日はここまで!」
隆介は、もうすっかり服を着替えて、出かける準備をしていた。
夢から覚めたばかりの私は、乱れたパジャマを着直して、隆介に駆け寄る。
「どこ行くの??こんなに早くにどうしたの?」
隆介は、タバコに火をつけようとしたまま、固まって、私に言う。
「いいから、さっさと用意しろ!あと5分で出発だから!」
何が何だかわからずに、服を着替えて顔を洗う。
「朝飯は、車で食うからな。」
いつも隆介にはドキドキさせられっぱなし。
隆介は新しい世界をたくさん教えてくれる人。
チョコを口にふくんだままのキスも…
今では当たり前になったけど、最初にした時はマジで鼻血出そうだったんだ。