初恋
1章 関係
何もない平和な日常、天気は雨。


なんか今日は着いてない。


朝は遅刻するし、昼はぼっちだったし、そして今、眠たい授業を受けている。


あぁ〜だるい。
早く終わらないかなぁ...


「...は」


んっ誰?


「..一葉!」


「くみ?なんでここにいるの?クラス間違えた?」


ズッコッ!!


「痛ぁ!!なんで叩くの⁉︎ひどくない⁉︎寝起きでか弱い乙女になんてことすんのさ⁉︎」


「はぁ?」


あれ、なんか


「怒ってる?」


「当たり前でしょ‼︎」


ですよね〜くみさん顔がやばいです。


「今、何時間だと思ってんの?6時30分よ!とっくに帰る時間過ぎてんだけど。」


「ごめんなさい。」


「部活も行ってないみたいだし。心配したんだけど⁉︎」


「うん…」


「もう、帰るよ!」


「うん!」


くみさん怖かったぁ〜。


後で、アイスでもおごろう。


わたしの親友小野くみは、


怖い時もあるけど、可愛くてボブの髪型が一番似合っている女の子。


わたしの自慢の親友。


でも、ちょっと、いや、かなり腹黒い。


「ねぇどうしたらいいと思う?」


まぁそんなに顔を赤くして、可愛いなぁ〜


「聞いてるー?」


やば、


「聞いてるよー」


「じゃあ、どうしたらいいと思う?」


えーとなんの話だったけ…やばおです。


「やっぱり、聞いて無いじゃん」


はい。そうです。聞いてませんでしたぁ


「だーから、槌田君のこと!」


「あぁ〜!そんなこと言ってたね。」


「うん…どう思う?」


「どうって、そんな他人に意見求め無くていいんじゃない?自分がいいと思うほうにしたほうが、正解だよ。」


「でも、彼女いるんだよ!」


「だから?諦めるの?」


「そういう訳じゃあないけど…」


「まぁ、頑張れ!」


「うん…」


くみも恋してるんだなぁ…羨ましいです。


あの時以来もう、恋してないし…はぁ…そんな


事思っているうちに家に着いちゃった。


「一葉、バイバイ〜」


「うん。明日ね〜」


くみを見送った後家に入ると見慣れた靴が…
帰ってたのか…あぁ〜!いつもは気にしないのに!こういう日に限って…


ドタドタッッ‼︎


「おかえり!」


やっぱり…


「ただいま。にぃ」


「おう!遅かったな」


「うん…」


「どうせ、寝てたんだろー」


図星です。こいつ何者だ!


「おまえの兄貴だよ!」


「なんで分かったの⁉︎」


「おまえの考えている事全部わかんだよ」


「ッッ//」


いきなり、顔近づけるなんて反則‼︎


「顔、赤いぞー。熱でも、あるのか?」


パシッ‼︎


「ないよ」


おでこにおでこを近づけるとか…


あぁー‼︎もう…


「おい、ちょどうしたんだ?」


もうこの場に入れなくなった私は、自分の部屋に閉じこもった。


「はぁ…やっぱ、吹っ切れてないし…」


私は、にぃの事が好きでにぃは、私の兄で教師で恋人が居て…最悪な恋だ。


こんな気持ちなんか消えればいいのに。


何で門倉一樹は私の兄なんだろ。


結局、中二から変わってなかったんだなぁ…


この日私は、
久しぶりに恋を思い出して泣いた。
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