信じることを諦めた少女の生きた道




目を開くとそこはどこまでも真っ暗な世界…
先が見えないくらい…真っ暗。いや、先なんてなのかもしれない…



何が、あったんだっけ…
今までにあったことを思い出す


あぁそうか、私は…美奈にウラギラレタんだ…



「くっ…ふふ、あはは…」


自然と乾いた笑いが真っ暗な闇の中で響く。

信じた自分が馬鹿だった、何もかも…
あぁ、なんて愚かなのだろうか…なんて…愚か……。



少女は強く決めたのだ。

“もうだれも信じない”

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