信じることを諦めた少女の生きた道




その後は今まで、信じては裏切られたという話をした。
過激な暴力とかを受けていたことも。


話し終えてからその場にいたみんなが目を見開いて絶句している。
多分自分たちが考えていた事よりはるかにかけ離れて居たから状況が読めていないんだと思う。




永「で、でもよぉ………そんな、親だろ??」



『親だからなんです?すべての親が自分の子供を大切にしていると?……じゃあ、なんで暴力なんて振るうんでしょうね?』



睨みつけて言い放つとビクッと方を震わせる永倉…



藤「いや、でもさ!!……友達くらい、いただろ!!ならその子が…」


『心配している……とでも?』


藤「ッ……」




『生憎ですが、私に友達なんてものいません。
何奴も此奴も私を利用したかっただけのヤツらばかりですし…
それに、唯一の信頼出来る友達にも裏切られましたから…』



あぁこれ…自分で言ってて虚しい……
1度息を吐いて心を落ち着かせる



『その友達も、私を利用したかっただけみたいですよ?
でも、アンタ使えないから目障りなのよ……


って、言われました……階段から突き落とされました。
そこでわたしの意識は途絶え、気付いたらこの時代に来ていた』




桜夜という女性に会ったことは言わない。
いう必要がないから……



近「そういう、事だったのか……すまない、何も知らないのに!」


そう言って頭を下げる近藤。
ゴツンっと音が鳴ったけど…痛くないのか。


『じゃあ、殺してくれま「それは無理だ」…なんで?土方』


土「事情は分かった……が、別にお前は悪い事はしていない。」




『だから、殺す必要は無いと?』


土「そうだ……」





なんで?なんでなんでなんで何で??
殺してくれないの?





私は……





死ねないの?








死にたい






死にたい





死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい










シニタイ…




ツーっと頬を生温いものが流れた瞬間、その場のメンバーが目を見開き慌て出す




沖「ちょっ、……なんで泣いてるわけ!?」


原「だ、大丈夫か??」




『………で…………ぃ…………のに。』


とめどなく溢れる涙
止まることのない涙……



私の言った言葉を聞き取れていないメンバーにもう一度、ハッキリという



『なんで…?…私は…死にたい、死にたいだけなのに……自由に…してくれ、ない…の?────────』



近「──ッ…!!」


土「狭間!!…───」



ドサッ




そこで夕桜の意識は途絶えた



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