信じることを諦めた少女の生きた道
もし本当に昔であるのならば…出来ることならばもうずっとこの場所に居たい。


そうすれば知り合いなんていない。
家族もいないのだから…この場所で新しく生きていきたい。

誰にも頼らず…利用できるものは利用して…



私に必要なものは私。ただそれだけだ…
他に何も、“いらない”




無数の死体の上を歩いてその場からとりあえず離れることにした。


それにしても、ほんとに……ここは見た感じ江戸とかそんな感じだろうか。




それからというもの、夕桜は自分を襲おうとしてきた人間を殺しては利用できる人間は利用して…そうやっていった。




~一ヶ月後のこと~

「ぐぁっ」



「ヒィッ!!た、助け…あ''ぁッ!!」



謝る相手を無視して斬り捨てていく。もうこの感覚にもなれた…

でも、つまらない…めんどくさい事は絶対に嫌だけど…つまらない。
今では斬り捨てている間にも頭の中で考えができる。



最近知ったこと。新選組があるという所からほぼ完璧に江戸時代という事が分かった。



めんどくさい事にならなければいいけど…
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