エリート上司の甘い誘惑
「よくも悪くも、男に左右されるタイプだろ。自分をちゃんと見てくれる男を見極めないと、すぐダメになる」
「むー……」
それって、私に見る目がなさそうだということでしょうか。
反論の余地が無さすぎて、唸り声しか出ない。
園田の本性がまさしくアレだったわけで。
部長は、私の何を見てそう思ったのかわからないけど。
「少なくともさっきの西原は持ち帰ってもいいかと思うくらい可愛かった。自信をもて」
「も、もち、ひえ、あう……はい……」
そうやって急に爆弾落とすのやめてください。
真に受けて赤くなる私を見て、楽しそうに肩を揺らすのもやめてください。
「部長、私で遊んでるでしょう」
「いや?」
嘘ばっかりぃ!