イケメン御曹司のとろける愛情
『まずは金曜日のお詫びをと思いまして。あの西谷さん、あとで聞いたのですが、うさんくさい男性だったのですね。仕事、と言う言葉を出されて、奏美さんのチャンスになるのだからと思って席を外してしまい、申し訳ありませんでした』
「あ、いえ……」
『それで、ドレスの方は大丈夫でしたか?』
オーナーの言葉を聞いて、胸がズキリと痛んだ。三好さんは誰から話を聞いたんだろう。応対してくれていたバーテンダーだろうか。
「はい。きちんとクリーニングに出していただいて、キレイになりました」
『そうですか、それはよかったです』
「はい」
それだけの用事でわざわざ電話をかけてきてくれたのだろうか、と思ったとき、三好さんの声が聞こえてくる。
『実は前回の演奏を聴いて、山本さんにうちで定期的にライブを行っていただけないかと思いまして』
「え、ええぇっ!?」
信じられないような申し出に、思わず大きな声が出てしまい、あわてて右手を口に当てた。
「す、すみません」
夢じゃないだろうか、と思いながら、右手で頬をつねってみると、一応痛い。
「あ、いえ……」
『それで、ドレスの方は大丈夫でしたか?』
オーナーの言葉を聞いて、胸がズキリと痛んだ。三好さんは誰から話を聞いたんだろう。応対してくれていたバーテンダーだろうか。
「はい。きちんとクリーニングに出していただいて、キレイになりました」
『そうですか、それはよかったです』
「はい」
それだけの用事でわざわざ電話をかけてきてくれたのだろうか、と思ったとき、三好さんの声が聞こえてくる。
『実は前回の演奏を聴いて、山本さんにうちで定期的にライブを行っていただけないかと思いまして』
「え、ええぇっ!?」
信じられないような申し出に、思わず大きな声が出てしまい、あわてて右手を口に当てた。
「す、すみません」
夢じゃないだろうか、と思いながら、右手で頬をつねってみると、一応痛い。