イケメン御曹司のとろける愛情
「タクシー乗り場までお送りしましょうか?」
「大丈夫。水無川さんに迎えに来てもらうから」
円崎さんは言って、バッグからパールホワイトのスマホを取り出した。画面を操作してスマホを耳に当てる。少しして翔吾さんが出たらしく、円崎さんが甘えるような声を出した。
「あ、水無川さん、私~」
円崎さんはチラッと私を見て言う。
「いいえ、まだ一緒よ。でも、奏美さんはもうすぐ帰ると思うけど、私は家まで帰れそうになくて。お願い、迎えに来てくれない?」
円崎さんはしばらく翔吾さんの話を聞いていたが、やがて「ありがとう」と返事をして通話を終了した。スマホをバッグに入れる彼女に、私は問う。
「水無川さん……迎えに来てくれるんですか?」
「当たり前じゃないの」
そう言った円崎さんはすごく嬉しそうな顔をしている。本当に翔吾さんが好きなんだな。知らなかったとはいえ、翔吾さんと寝てしまったこと、そしてその彼をまだ好きなことに、後ろめたい気持ちになる。
「大丈夫。水無川さんに迎えに来てもらうから」
円崎さんは言って、バッグからパールホワイトのスマホを取り出した。画面を操作してスマホを耳に当てる。少しして翔吾さんが出たらしく、円崎さんが甘えるような声を出した。
「あ、水無川さん、私~」
円崎さんはチラッと私を見て言う。
「いいえ、まだ一緒よ。でも、奏美さんはもうすぐ帰ると思うけど、私は家まで帰れそうになくて。お願い、迎えに来てくれない?」
円崎さんはしばらく翔吾さんの話を聞いていたが、やがて「ありがとう」と返事をして通話を終了した。スマホをバッグに入れる彼女に、私は問う。
「水無川さん……迎えに来てくれるんですか?」
「当たり前じゃないの」
そう言った円崎さんはすごく嬉しそうな顔をしている。本当に翔吾さんが好きなんだな。知らなかったとはいえ、翔吾さんと寝てしまったこと、そしてその彼をまだ好きなことに、後ろめたい気持ちになる。