イケメン御曹司のとろける愛情
第九章 真実はUps and Downs
翔吾さんはまだ来ない。円崎さんはと言えば、さっきと同じ姿勢でぴくりともせず、目を閉じたままじっとしている。
寝ちゃったのかな?
心配になったとき、エレベーターが開いて翔吾さんが現れた。ワイシャツとスーツのズボン姿で、ネクタイは緩めている。
「奏美さん」
翔吾さんが私の前で足を止めた。
「このたびは……円崎がご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「いいえ。こちらこそ無理にお誘いして申し訳なかったです。円崎さん、大丈夫ですか?」
円崎さんの顔を覗き込むと、彼女は目を開け、とろんとした表情で私ではなく翔吾さんを見た。
「大丈夫じゃないみたい。お願い、水無川さんの部屋に連れて行って」
円崎さんは甘えるように翔吾さんに両手を伸ばした。
「ちょ……円崎さん」
円崎さんに抱きつかれて、翔吾さんが困惑した顔で私を見る。
寝ちゃったのかな?
心配になったとき、エレベーターが開いて翔吾さんが現れた。ワイシャツとスーツのズボン姿で、ネクタイは緩めている。
「奏美さん」
翔吾さんが私の前で足を止めた。
「このたびは……円崎がご迷惑をおかけして申し訳ありません」
「いいえ。こちらこそ無理にお誘いして申し訳なかったです。円崎さん、大丈夫ですか?」
円崎さんの顔を覗き込むと、彼女は目を開け、とろんとした表情で私ではなく翔吾さんを見た。
「大丈夫じゃないみたい。お願い、水無川さんの部屋に連れて行って」
円崎さんは甘えるように翔吾さんに両手を伸ばした。
「ちょ……円崎さん」
円崎さんに抱きつかれて、翔吾さんが困惑した顔で私を見る。