イケメン御曹司のとろける愛情
でも、翔吾さんに円崎さんのバッグを差し出されてしまい、仕方なく受け取った。すぐにエレベーターのドアが開いて、翔吾さんが円崎さんを支えながらエレベーターに乗り込んだ。私も二人に続く。
「四十五階をお願いします」
翔吾さんに言われて、私は四十五階のボタンを押した。この前、翔吾さんと一緒に過ごしたのと同じ部屋だろうか。エレベーターが下降し始め、私は居心地が悪い思いで、二人から遠い壁に体を寄せた。
「奏美さんも気分が悪いんですか?」
翔吾さんに声をかけられ、私は目を合わせずに小さく首を横に振った。
「いいえ」
「そうですか」
翔吾さんの言葉が消え、エレベーターはすぐに四十五階に到着した。
「四五一五号室です」
翔吾さんが言って円崎さんを抱えるようにしながら歩き出したので、私は円崎さんのバッグを腕にかけ、左側から彼女を支えた。
「すみません」
「いえ」
前回、翔吾さんと過ごしたのと同じ部屋に到着し、翔吾さんがドアにカードキーを差し込んだ。解除音がしてドアがゆっくりと内側に開く。あのときはなにも知らず、翔吾さんと幸せな夜を過ごした部屋だ。胸が締めつけられるような思いで円崎さんを支えながら、翔吾さんと一緒にセミダブルのベッドに運んで寝かせた。
「四十五階をお願いします」
翔吾さんに言われて、私は四十五階のボタンを押した。この前、翔吾さんと一緒に過ごしたのと同じ部屋だろうか。エレベーターが下降し始め、私は居心地が悪い思いで、二人から遠い壁に体を寄せた。
「奏美さんも気分が悪いんですか?」
翔吾さんに声をかけられ、私は目を合わせずに小さく首を横に振った。
「いいえ」
「そうですか」
翔吾さんの言葉が消え、エレベーターはすぐに四十五階に到着した。
「四五一五号室です」
翔吾さんが言って円崎さんを抱えるようにしながら歩き出したので、私は円崎さんのバッグを腕にかけ、左側から彼女を支えた。
「すみません」
「いえ」
前回、翔吾さんと過ごしたのと同じ部屋に到着し、翔吾さんがドアにカードキーを差し込んだ。解除音がしてドアがゆっくりと内側に開く。あのときはなにも知らず、翔吾さんと幸せな夜を過ごした部屋だ。胸が締めつけられるような思いで円崎さんを支えながら、翔吾さんと一緒にセミダブルのベッドに運んで寝かせた。