イケメン御曹司のとろける愛情
私は強い口調で言って、翔吾さんを見た。
「え?」
翔吾さんが眉間にしわを寄せ、困った顔をする。
ほら、言えないんじゃない。私とのことが円崎さんにバレたら困るんでしょ。
そう言おうとしたとき、翔吾さんはなにかを決意したような表情になって言った。
「いいよ」
「え?」
今度は私が数秒前の翔吾さんと同じような声を発した。
「う、浮気したことがバレてもいいって言うの?」
私の言葉を聞いて、翔吾さんが思いっきり怪訝そうな顔になる。
「浮気?」
「だって、円崎さんが翔吾さんは『私のものだから』って言ってましたよ! それとも円崎さんの方が浮気なの? でも、私が本命なわけないでしょ? あ、そっか、私も円崎さんも遊びで本命はほかに――」
いるの、と言おうとしたけれど、続きは言葉にならなかった。翔吾さんのキスに唇をふさがれてしまったから。
「な……んで」
「え?」
翔吾さんが眉間にしわを寄せ、困った顔をする。
ほら、言えないんじゃない。私とのことが円崎さんにバレたら困るんでしょ。
そう言おうとしたとき、翔吾さんはなにかを決意したような表情になって言った。
「いいよ」
「え?」
今度は私が数秒前の翔吾さんと同じような声を発した。
「う、浮気したことがバレてもいいって言うの?」
私の言葉を聞いて、翔吾さんが思いっきり怪訝そうな顔になる。
「浮気?」
「だって、円崎さんが翔吾さんは『私のものだから』って言ってましたよ! それとも円崎さんの方が浮気なの? でも、私が本命なわけないでしょ? あ、そっか、私も円崎さんも遊びで本命はほかに――」
いるの、と言おうとしたけれど、続きは言葉にならなかった。翔吾さんのキスに唇をふさがれてしまったから。
「な……んで」