イケメン御曹司のとろける愛情
「今ので俺の自制心が完全に吹っ飛んだ」

 その言葉が聞こえた次の瞬間には、私は翔吾さんの腕の中にいた。

「好きだよ」

 耳元で大好きな人の声が聞こえる。幸せな気分で微笑んだとき、イベント会場の方から大きな歓声が聞こえてきた。

 マジシャンがすごいショーを見せているのかな。

 そう思ったとき、今度は唇に翔吾さんの唇が触れた。
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