イケメン御曹司のとろける愛情
「夜なら会えるんだよね?」
「あ、はい」
「じゃあ、六時に待ち合わせて、五十三階でなにか食べようか?」
「あー……」
六時は無理だ。バイトは十二時から夜の七時までだし、一度着替えに帰らなければいけない。
「……八時半、じゃだめですか?」
「いいけど、八時半から食事で大丈夫?」
翔吾さんが眉を寄せた。やっぱり八時半に待ち合わせじゃ遅いかな。
「明日だったら……六時半で大丈夫です」
あらかじめきちんとした服を用意してくれば、バイトが終わってそのまま会える。
そう思ったが、翔吾さんは小さく首を振った。
「明日の夜まで奏美さんに会わずに過ごせる自信がない」
翔吾さんに甘く見つめられて、私の頬が熱くなった。
「翔吾さん……」
「ごめん、困らせたね。奏美さんの都合に合わせるよ。八時半にエントランスで待ち合わせよう。奏美さんはなにが食べたい?」
と言われても、五十三階にどんなレストランがあるかなんて知らない。星付きの料亭とかあるのかな? 無難にイタリアンって言っておく? イタリアンならきっとあるよね?
「あ、はい」
「じゃあ、六時に待ち合わせて、五十三階でなにか食べようか?」
「あー……」
六時は無理だ。バイトは十二時から夜の七時までだし、一度着替えに帰らなければいけない。
「……八時半、じゃだめですか?」
「いいけど、八時半から食事で大丈夫?」
翔吾さんが眉を寄せた。やっぱり八時半に待ち合わせじゃ遅いかな。
「明日だったら……六時半で大丈夫です」
あらかじめきちんとした服を用意してくれば、バイトが終わってそのまま会える。
そう思ったが、翔吾さんは小さく首を振った。
「明日の夜まで奏美さんに会わずに過ごせる自信がない」
翔吾さんに甘く見つめられて、私の頬が熱くなった。
「翔吾さん……」
「ごめん、困らせたね。奏美さんの都合に合わせるよ。八時半にエントランスで待ち合わせよう。奏美さんはなにが食べたい?」
と言われても、五十三階にどんなレストランがあるかなんて知らない。星付きの料亭とかあるのかな? 無難にイタリアンって言っておく? イタリアンならきっとあるよね?