生徒会の甘い罠
笹尾先生のお帰りで俺は忙しくなった。


黒板に要点をまとめて書く。


「他に案はありませんか?男子の意見も聞いておきたいんだけどなあ」


赤城の配慮に男子勢は視線をチラホラ。


ここのクラスは分け隔てなく仲は悪くはないが、体育会系な女子たちが集まってるので男子はその勢いに乗っかってる。


俺もそうだし、赤城も乗っからせてもらってる。


「ないようなら文化祭の出し物はファッションショーでいきたいと思いますが、これで本当にいいですか?」


教壇に手をつき、全体を見回す赤城はなんかかっこいいぜ。


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