生徒会の甘い罠
腹ごしらえを終えて、うとうとしてたら笹尾先生の声がかすかに聞こえたような気がして慌てて目を開けた。


「ボチボチ準備しましょうか?」


笹尾先生は今までどこにいってたんだろうか?


朝より顔色が滅茶苦茶いいんですけど。


人の心配はこれぐらいにして、沙弥と選んだ本選出場服を着ますか。


「お天気いいから今日はお客さんかなり来てるよ。みんな有名人になるね!!」


何気に笹尾先生はプレッシャーをかけてる。


問題児の俺はそんなプレッシャーには乗らないよ。


もうジタバタしても始まらんし。


何度も言うけど、本場に強い俺が降臨してくくれば何も言うことない。


ここまで慣れんことに耐えてきたんだから、神様は最後にご褒美をくれると信じていざ決戦の地へ。


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