生徒会の甘い罠
「そうね…………、決めようか」


「推薦でもいいですか?」


「どうぞ」


すると、赤城がこちら方面に振り向いた。


「藤瀬がいいと思います」


…………まさかだよ!!


面識がないはずだが、いきなり推薦して来たぞ。


しかも、これもみんな手を挙げてるじゃねえか。


「藤瀬君は別のクラスで委員長だったみたいね。まあ妥当でしょ。やりますか?」


「…………やらせていただきます」


首の皮一枚繋がったが、相手のペースで進みそうだ。


主導権を取り戻す日々がこれから始まる。


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