生徒会の甘い罠
さすがに仕事中だから私に気付いても呼び止められないでしょ。


空腹で思考回路が停止中。


「ちょっと姉ちゃん、止まって」


そのままコンビニ入らせてよ瀬良さん。


抵抗したら警察の権力をフルに使われるから、黙って目の前の黒の乗用車に。


車内はラベンダー系の匂いがする。


そのまま助手席へ。


目の前にガムをくちゃくちゃ噛んでる金髪男子が嫌でも視界に入る。


「瀬良さんが警察の人間じゃなかったら、コンビニ入って警察に通報してと言ってましたよ」


「まあまあ、不審者は勘弁してよ。これがお詫びのしるし」


コンビニ袋には昆布のおにぎり2個にコロッケ2個にお茶が入っていた。











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