キミに想いが届くまで~ずっと


そして、3年生になってから
4回目の席替えの時、遂に翔の隣の席になった。

席を移動して隣に翔がいるのがわかったとき。
嬉しくて心の中で跳び跳ねるように喜んだ。

泣きそうなくらいまでにうれしかった。


それから、私は授業中のふとした瞬間に
隣にいる翔を見つめていた。

近くで見る真剣で優しそうなその横顔はますます
私の翔が好きだという気持ちを強くさせた。


毎日、近くで翔に会えるから
学校に行くのが楽しみで楽しみでしかたなかった。


いつも私の頭の中には翔がいて
私はおかしいくらいまでに翔のことを好きでいた。





授業中、しっかり、ノートをとる翔の手元を
ずっと見てた。
少し小さくてでも力強いような翔の手。

時々、匂う翔のいい匂い。


時々見せる優しい笑顔も大好きだった。




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