キミに想いが届くまで~ずっと
寒い。寒い。寒い。
寒さのせいで私はすごくイライラしていた。
「ごめん~美月~」
待ち合わせから1時間30分が経ってようやく
翔がやって来た。
急いで走って来たらしく息を切らしていた。
「なんでこんなに遅いの。どれだけ、私を待たせたと
思っているの?一体何をしてたの?」
「ごめん、美月、ちょっと買い物してて…………
家は早めに出たんだけど思ったより時間がかかって…」
私が寒さに震えながら待っていた時間、
のんきに買い物をしていたかと思うと無性に腹が立った。