魔王の甘い罠 【完結】
「俺たち、家ん中にいるのに、
 びしょびしょだな」

『そうだった。一之瀬君濡れたままで・・
 待ってて、今、お父さんのスウェット』


私は部屋を飛び出して、お父さんの部屋から
買ったままでまだ来ていない
黒いスウェットの上下を持ってきた。

『とりあえず、これ、着て』

一之瀬君は袋をみつめ
スウェットを取りだす。

そして、着ていた服を、首の後ろの部分を引っ張り上げて脱いだ。
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