魔王の甘い罠 【完結】
ガチャっと玄関ドアを開ける。

『入って。お母さん仕事でいないから』

「あ、ああ・・はぁ、はぁ・・ゲホッゲホッ」

まずい・・

一之瀬君を私の部屋に連れて行く。

『一之瀬君、横になって』

私はベットの布団を捲る。

「大丈夫だよ。ゲホッ」

『大丈夫じゃない。とりあえず横になって落ち着いて』

「・・・・・・」

『お願い』
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