魔王の甘い罠 【完結】
「お前だけだから。俺を信じろ。
運命が俺たちをジャマしようとしたら
運命に逆らってでもお前を離さねぇから」
胸がいっぱいで、声が出せない。
一之瀬君の一言で、心の中のもやもやが
まるでろうそくの火を消すように
すーっと消え去った。
大好き。好き。だーーーいすき。
そんな思いを込め、力いっぱい一之瀬君に抱きつき、胸元に顔をうづめた。
一之瀬君はそんな私の髪の毛を、そっとそっと
撫でてくれた。
―――この人から、もう、離れられない
運命が俺たちをジャマしようとしたら
運命に逆らってでもお前を離さねぇから」
胸がいっぱいで、声が出せない。
一之瀬君の一言で、心の中のもやもやが
まるでろうそくの火を消すように
すーっと消え去った。
大好き。好き。だーーーいすき。
そんな思いを込め、力いっぱい一之瀬君に抱きつき、胸元に顔をうづめた。
一之瀬君はそんな私の髪の毛を、そっとそっと
撫でてくれた。
―――この人から、もう、離れられない