魔王の甘い罠 【完結】

「なんだよ、そんなこ・・」

『あんたには”そんなこと”かもしれないけど
　私にとっては大切なことなのっ！
　夜景のキレイな遊園地で
　ファーストキスするのが
　夢だったのっ！なのに。なのに！』

私は泣きながら
『もう、ぶぁかぁぁぁぁっ』
と、顔をくしゃくしゃにしながら叫んだ。




「ここだったらいいんじゃね？」

どこからか、声がする。