魔王の甘い罠 【完結】
微妙なカンケイ
私と一之瀬君の関係を知りたがるクラスの皆から、質問攻めにあい、何とか1日をやり過ごした。

―――はぁ、今日は早く帰ろっと。


「ねぇ、桜! 職員室寄って
 タクヤ先生に課題のこと、聞きに行こうよ」

私は首にマフラーをぐるぐる巻きながら
答える。


『いいねー。じゃあ、私がテキスト持ってく
 から、千夏はワーク持ってってよ』



・・・・・・・

ん?



『千夏?』
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