進メ!





それと同時に、ずっと側にいてくれた、私を助けてくれた人が目に入った。


眉間にしわがきつく寄っていた。



慌てて私は立ち上がり、ぶんっと音がしそうなほど頭を下げる。



「すみません! 助けてもらって、ココアまで貰ったのにお礼もしないで、私・・・・・・」

「気にしなくていい。礼はいらない。大丈夫ならいい。それじゃ」




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