進メ!
「・・・・・・で、どんな奴だったんだ? その助けてくれた男ってのは」
「カッコよかった~?」
「えーっと・・・・・・顔はよく覚えてないけど、黒髪なのに、目が金色だった。それで、助けてくれた後に、ココアとかも渡してくれたから、たぶんいい人なんじゃないかな・・・・・・? お礼は、断られちゃったけどね」
昨日のことを思い出しつつ話すと、二人は「ふーん」と相槌を打ってから、またぱくりと弁当を口に運んだ。